9月20日、「Pepper Tech Festival 2014」へ参加するため会社の人達と渋谷へ行きました。Pepper(ペッパー)はソフトバンクが6月に発表したロボットです。
イベントには約1000人もの人が参加し、開発者のディスカッション、当日配布されたSDKを用いた技術セッション、IBMやYahooによるブースが展示されていました。またデベロッパー向けに200台の先行予約受付(12月発着予定)も行っていました。
ペッパーは開発者のプログラムによってキャラクターが形成されるため、顔や体はあえて特徴の少ないデザインにしているそうです。また大きな目は敵意を与えず、相手を見つめているように感じさせるためより感情移入しやすくなるとのこと。
僕は発表時から顔がキモいなぁ…と思っていましたが、そのデザインには勿論意味があったので納得できました。胸の取って付けたようなタブレットの説明も欲しかった。
開発ツール
当日会場にて開発ツール「Choregraphe(コレグラフ)」が無料配布されました。
最近よく見るノードタイプのGUIと、豊富なプリセットがあるのでプログラミングの知識がなくても簡単に操作出来ます。またPython、C++などの言語で独自の動作を作成することも可能です。開発の敷居が低いので今後多くの人が関わってくることでしょう。
出展ブース
出典ブースではYahoo、YAMAHA、IBM、明和電機などによる実機デモが展示されました。
中でも2台のペッパーと会話ができる1→10designさんの展示がとても印象的でした。
人間とロボットが会話する場合、人間が優位な立場で会話する場合が多いでしょう。しかしロボットのほうが多数だと人間のほうがアウェーだと感じてしまいます。不思議な体験です。
他の展示は「ペッパーでなければ!」というものが少なく、開発側もまだ活用方法を模索中だろうという印象を受けました。
まとめる
ペッパーは行動パターンが公開されどんどん賢くなっていくでしょう。今後人間により近い応対が可能になるかもしれません。「東京オリンピックの頃には日本に来た外国人がロボットから案内を受けられるようになるかもしれない」というソフトバンク富沢氏の言葉が現実味を帯びた1日でした。
しかし、進化しすぎて世界を支配する日が来るのではないか…と少し心配しています。ソフトバンクはお茶の水博士(天馬博士だと話がややこしそう)になるのか、サイバーダイン社になるのか。どちらにせよロボットが日常生活で活躍する日は近そうです。
ちなみにうちの会社からは3人参加しました。全員で先行予約を申し込んだので、最大3台のペッパーが届くかもしれません。3台勝手に喋らせたらやかましいだろうなぁ。
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