前回、「Retina?使えるんか!?( *`ω´)」みたいなこと書きましたが…
実はRetina版MacBook Proを買ってました!!しかも格好つけて人生初のUSキーボードです。
Airでデザイン作業するにはスペック不足だったので、割と早い段階で注文をしていました。
しかし前回の記事に書いた事が気になっていたので常にキャンセルも考えていました…が、ちんたら悩んでる間に無事に(?)発送され、僕の手元に届いて1週間が経過しました。
というわけで Retina版MBPが
ウェブデザイナーにとって使いやすいか、そもそも使えるもんかを確認してみました。
まだまだ少ない対応アプリ
発売から1ヶ月経っていないので、対応アプリはまだまだ少ないです。僕がインストールしているアプリの中から、対応・非対応のアプリを一覧にしてみました。(2012年7月8日現在)
完全対応
- Safari他、Apple純正アプリ
- Reeder
- Coda2
- GoogleChrome開発版
Apple製はもちろん、Macのみで提供されているアプリは対応が早いですね。
Reeder(RSSリーダー)はよく使うので、早めに対応してくれてうれしいアプリの一つです。
非対応
- Adobe系
- Firefox
- Opera
非対応アプリは全体的にぼやけた表示になります。ブラウザ系はページ部分までぼやけてしまいます。一度、倍で表示してから表示する(?)みたいな処理をしているんでしょうか。
Adobeのデザイン関連アプリが非対応なのはちょっとつらいですが、Photoshopは2012年中にRetina対応されるそうです!Adobeのことだから最新版のCS6のみの対応になる気がしますね…IllustratorやDreamweaverはどうなるんだろう。Fireworksもがんばってー!!
【追記1】IllustratorがRetina対応していました!(2012年8月8日)
【追記2】FireFoxをRetina化する方法がありました!(2012年10月2日)
部分対応?
- GoogleChrome
- Skype
- LINE
メニュー部分や画像はぼやけていますが、文字部分はきれいに表示されています。Chromeは開発版で対応しているので、近いうちに対応するはずです。SkypeやLINEは画像がぼやけていますが、チャットツールなのでほとんど気になりません。
ピクセル数はAir 13インチと同じ
Retina版MacBook Proは15インチで、デフォルトのピクセル数は1440×900です。
これはMacBook Airの13インチと同じピクセル数です。Airからの乗り換えだと本体サイズの割に表示が大きく感じました。
Retina版は、
1024×640、1280×800、1440×900、1680×1050、1920×1200
の5段階で解像度設定です。
1440×900が一番描写パフォーマンスが高いそうで、他の設定にするとスクロールのもたつきなどにつながるそうです。
通常のディスプレイで解像度変更を行うと、システムとディスプレイのピクセル数が合わずぼやけた表示になることがあります。僕は1680×1050にしているんですが、このディスプレイではそのように感じたことがありません。不思議ですねぇ。
ちなみに、『SetRes』というアプリケーションを使うとドットバイドット(2880×1800)での表示も可能でした…が、表示が小さすぎて操作が難しいです。どんなシチュエーションで使えるんだろう…
「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」を”2880×1800″のフル解像度で使用する方法
Retina版のトラブル
『Macの初物は買うな』と言われるくらい初期不良の多いApple製品ですが、Retina版Proもいくつかのトラブルが報告されていました。
[Mac] MacBook Pro with Retina Displayの不具合、問題点まとめ
スクロールがもたつく
Retina対応アプリは描写処理に負荷がかかるためか、スクロールにもたつきがあります。僕はさほど気になりませんが、人によってはすごく気になる方もいるかと思います。
2012年7月中に発表されるMountain Lionで解消されるんじゃないか?という話もあるそうです。
MacBook Pro Retinaディスプレイモデル スクロールのひっかかり比較
画面に焼き付き
ディスプレイにゴーストが発生する初期不良があるそうです。個体差があるようで僕のMacは大丈夫でした。
Apple、「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」のゴースト問題に対し、交換で対応か?!
画像やアプリのぼやけ
Retina対応されていないサイト、アプリは文字や画像がぼやけて表示されてしまいます。
左がChrome、右が開発版のChromeです。比較すると結構荒さが目立ちますね。
ちょっとでかくなりすぎましたが、比べてみてみてください。
RetinaなMacBook Proの画面を超接写撮影してみた
その他で気になったところ
人生初のUSキーボード、最初は日本語文字が書いてない程度と思ってたんですが、配列が結構違ったんですね。エンターキーが小さいのはちょっと不便に感じます。
キータッチはAirより重いです。割とぱしぱし叩けそうです。
Mac標準機能の便利なスクリーンショットですが、画面の解像度の倍のサイズの画像が書き出されました。解像度設定を1440×900に設定してスクショ撮ると2880×1800の画像が出来ます。ややこしい…
HDDのバックアップ機能のTime Machine、動作するとき回転するアイコンが拡大していました。動作に問題はありませんが標準機能なのに…
そしてRetina版に限った話ではないらしいのですが、Chromeとの相性が悪いようで、OSがよく再起動します。Apple側の問題ではなさそうなのでChromeの修正待ちですかね。
あとはちょっと画面の赤色が強いように思えます。バランス調整をしましたが、Airのディスプレイはかなりナチュラルだったのでちょっと違和感です…
まとめる
- スクロールの動きや、画像の見た目が気になる人は買わないほうがいい
- 使っていると非対応アプリにも慣れてくる
- なんだかんだ言ってもRetinaディスプレイは綺麗
- ボディの形はAirのほうがかっこいい
こんな感じです。
Mountain Lionの発表、そしてAdobe製品の対応によって一気に実用性が高まりそうです…が、ウェブサイトの対応はなかなか進みそうにないですね。
画像のぼやけやスクロールのもたつきについて、僕はさほど気にならなかったのでメインマシンとして扱えると感じました。
ちなみに、Airのときから使っているノートブック用リュックにもちゃんと入りました!Airより重いですがリュックだとあまり気にならず、持ち運びも問題ありません。
Retina版の購入に伴い、1年間弱使ったMacBook Airをヤフオクに出品しました。何台も所持できるようなお金持ちではありませんので…
よかったら買ってあげてください。よろしくおねがいします。
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e124439618
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