ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?今年は1日、2日を休むと9日もの大連休になりましたね。
5月4日、僕は広島県竹原市の大久野島に行って来ました。
大久野島は瀬戸内海にある島です。ここは第二次大戦中に使用された毒ガスを生産していた島で、『地図から消された島』『毒ガス島』と呼ばれていました。
近年では戦後に放されたウサギが繁殖し、約300羽も生息しているそうです。『うさぎ島』の愛称で親しまれ、毎年10万人もの観光客が訪れているとのことです。
小学生の頃ウサギを飼っていたことがあったので、以前からこの島には行ってみたいと思っていました。最初はどこかに一泊するつもりでしたが予定を立てるのが遅く、安いホテルが取れなかったので日帰りに変更しました。
午前7時30分、新大阪駅を出発。福山で新幹線を乗り換え三原へ。
三原から在来線で忠海(ただのうみ)まで行き、フェリーで大久野島へ渡ります。
到着したのは10時半頃。片道約3時間の道のりです。
午前中は少し雲が多いですが天気が良く、ゴールデンウィークということもありたくさんの観光客がいました。
フェリーを降りてしばらく歩くとキャンプ場が見えてきました。テニスやサイクリング、釣りをしている人も多く、ウサギと触れ合う以外の楽しみ方もありそうです。
ここのウサギ達は野生でありながらとても人懐っこく、エサを持ってるとわらわら寄ってきます。奈良公園の鹿とよく似ていますね(笑)
子ウサギは警戒心が強いですが、毛がフワフワでとても可愛いです!
島ではウサギ用のペレットが販売されていますが、野菜を持参する人も多いです。僕は人参と小松菜を持参したおかげでモテモテになれました。
やっぱり人参が人気高いです!小松菜は葉っぱ部分が好きみたい。
水気の多い野菜、茹でるとアクが出る野菜はウサギにあまり良くないらしいので、キャベツやほうれん草などは避けたほうが良さそうです。
天気が良かったので、高台からは遠くの島まで一望出来ました。
普段はパソコン画面に向かい続ける生活をしているため、緑に囲まれた環境はとても癒されます。
島には『休暇村大久野島』という宿泊施設があります。
ここに宿泊すればたくさんウサギを満喫できますね(笑)
休暇村大久野島のそばには大きな穴が…
冒頭にも書きましたが、大久野島は第二次世界大戦中に使用された毒ガスを生産していました。ここは毒ガスの貯蔵庫跡です。
島内には戦時中の建造物が多く残されています。
こちらも毒ガス貯蔵庫跡。先程よりも大きな建物で、多くのタンクが置かれていたそうです。建物内の壁が黒くなっていますが、これは戦争終了時に毒ガスを焼却して出来た痕だそうです。
続いて砲台跡と火薬貯蔵庫跡。
砲台はこの島で実際に使われることは無かったそうです。砲台の脇には兵舎がありました。
火薬庫は事故の考慮して天井は軽く作るのが鉄則らしいです。風化のせいか既に屋根はありませんでした。
そして発電所跡。
大きな建物で中もとても広いようです。ここに限らず建物の強度、有害物質残留の危険から立入禁止の建物が禁止されています。しかし建物内部には落書きが多いらしい…
最後は毒ガス資料館。ここには毒ガス製造装置や作業服、毒ガス被害の現状や写真などが展示されています。
僕が小学生の頃は夏休みに学校でじーちゃんばーちゃんの話を聞く機会がありました。しかし太平洋戦争終了から70年近く経ち、年々戦争体験者の話を聞けなっていると思います。こういう場所でしか戦争について知ることができなくなるのですね。
ウサギ達はかわいいけれど、資料館も見学するべきだと思いました。
というわけで、写真がたくさんの記事となりました。ちなみに帰りは岡山で途中下車し人気のB級グルメ『デミカツ丼』を食べ、帰宅は22時前。
島を一周(周囲4.3km)し、更にウロウロしたので6kmは歩いていたようです。家に帰り着くと足がパンパンになっていました。
うさぎ島に行く際は動きやすい服装で、人参などはスティック状に切っておくと良いと思います。みなさんもかわいいウサギ達に癒されに行ってみてください。
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