SHIGANAKUNAI

しがなくないデザイナーを目指す備忘録

iPhoneユーザー、Androidを触る #4 – ハード面を比較してみる

前回はソフト面を比較してみたので、今度はハード面を比較してみます。
ここでは僕が持っているiPhone4とGALAXY Nexusを基準に考えています。

画面サイズ

iPhone 4は3.5インチ(iPhone 5は4インチ)、GALAXY Nexusは4.65インチ。
機種によって様々ですが、Androidのほうが画面は大きめです。

僕のまわりに「iPhoneは画面小さいから…」とAndroidを選択している方がいました。Webサイトやムービーは大きな画面のほうが見やすいですもんね。

描写はiPhoneのほうがスムーズで綺麗ですが、画面の大きさも購入時の重要なポイントになると思います。

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たま駅長かわいいぞ。iPhoneのディスプレイが青っぽいのは光の具合だろうか。

本体機能

赤外線、ワンセグ、おサイフケータイ、防水など、AndroidにはiPhoneに無い機能が豊富です。
「使わないから必要無い!」と言うのはiPhoneユーザーばかりのような…?けど選択肢の幅が増えるのは良いことだと思います。

iPhoneで赤外線通信出来るようにするアクセサリーはあまり使い勝手は良くないらしいですし、水の中に落としたーって話もちょくちょく聞きます。このような本体機能はAndroidを選ぶ大きなメリットですね。

ボタン

ボタンは端末によってまちまちですが、iPhoneの場合は1個、Androidの場合は3〜4個あります。
※音量・電源を除く ※Androidは物理ボタンかタッチセンサーボタンに分かれる

両者の機能を比較してみるとこんな風になりました。

iPhone Android
ホーム画面に戻る ボタンを1回押す ホームボタンを押す
タスクを見る ボタンを2回押す タスクボタンを押す
アプリのメニューを見る なし メニューボタンを押す(端末による)
前の画面に戻る なし 戻るボタンを押す

iPhoneはボタン一つに複数の動作が用意されています。ボタンは少ないほうが見た目のスタイリッシュさが高まりますね。
対してAndroidは用途別にボタンを用意されています。「なにをするためのボタン」が明確なので、Androidのほうが直感的に操作出来ると思います。

ここでの大きな違いは「戻る」ボタンの有無ではないでしょうか。

Androidの「戻る」ボタンは、ウェブページ、アプリ、設定画面…どんな場面でも「ひとつ前の画面に戻れる」ボタンです。このボタンは地味に便利で、iPhoneに乗り換えても「戻るボタンが欲しい!」という話をよく聞きます。

iPhonアプリのUIに戻るボタンを用意されていれば問題ありませんが、必ずしもデザインが統一されているわけではありません。よって、思ったように前の画面に戻れないことがたまにあります。

PCのブラウザなどに必ず「戻る」ボタンがあることを考えても、「ひとつ前に戻れる」ことはユーザーにとって馴染みのある動きなんだと思います。

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充電ケーブル

iPhoneは以前から独自のケーブルでしたが、iPhone 5からまた新しい規格になりました。
このケーブルはapple製品専用で汎用性が低く、追加で購入しようと思っても純正品は1,800円くらい…社外品の安いケーブルは壊れやすいものが多いらしく、なにかと面倒くさいやつです。

GALAXY Nexusの充電ケーブルはMicroUSBです。ほかのAndroid端末を見てもぜんぶMicroUSBでした。これなら急に充電したいときでも人に借りることができますね。

また、MicroUSBはスマートフォンに限らずいろんな機器で使用されている規格なので、付属のものでなくても代用することができます。世の中の端子が全てUSBになればいいのに。

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端末の価格

Android発表当初、
「オープンソースのOSだから、ケータイが安くなるよ!!」
という話を聞きました。

いままで各キャリア(メーカー?よくわかりません)が独自(Symbian OSですっけ?の流用?それもよくわかりません)に開発していた部分が無料で入手できるようになったと思います。
開発費用が抑えられることで、販売価格にも影響することは間違いないだろう!!と思っていたのですが…

価格.comによると2013年4月9日現在、
iPhone5 16GBは¥53,600~¥56,600、
Xperia Z SO-02Eは¥51,200~¥55,000
だそうです。

たいして値段変わらないじゃないか…

海外では10,000円を切るAndroid搭載スマートフォン(質はともかく)が販売されているらしいのに、日本のスマートフォンは一向に安くなる気配がありません。それなのに事業撤退してる企業もあるし…
「なんやらかんやら付けたら、本体代はほぼ無料!!月額は高くなるけどね!!」みたいなプランもあるので、本体代はあって無いようなものかも?むずかしいですね…

本体デザイン

iPhoneの本体デザインは美しいですねぇ。個人的にはiPhone4が一番好きです。
両面ガラストップ、そして適度な重さによって高級感を感じることができます。

ソフトとハードの一貫生産体制のiPhoneと異なり、Androidはさまざまなメーカーが発売しています。本体デザインは各メーカー(や下請け)のデザイナーが頑張っていることでしょう!!

デザインの好みは人それぞれですが、Android端末の中でこれだ!と思えるデザインあまり見かけません…
一番ピンときたのはGoogleのNexus 4です。物理ボタンは最小限で、スピーカーが主張せずフラットな前面パネルはかっこいいです。日本では未発売ですが、出たらすぐに欲しくなってしまいそう。

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アクセサリーの種類

iPhoneは販売中のモデルが少なく、本体の形状が決まっています。そのおかげでたくさんのアクセサリーメーカーがiPhone専用ケースを販売しています。家電量販店に行くと、iPhone用と、それ以外のアクセサリーコーナーが同じくらいのスペースです。

ケースに限らず、保護フィルム、装飾シール、ケーブルなど、iPhone用として販売されている商品の数は圧倒的です。本体は同じでもケースやアクセサリーで差別化できるので、まわりと同じものを持つことを嫌う人にもiPhoneは好かれているようです。

By: tai

 

僕のツボ

GALAXY NEXUSをスリープさせるとき、テレビを消したときのようなエフェクトがかかります。このエフェクトはGALAXY NEXUSのみのようで、同じシリーズのNexus 7でさえありませんでした。

こういう細かい部分は凄く好きです。けどまわりの人に見せてもピンと来てなかったなぁ。ブラウン管テレビ知らないなんてことは…まさか…

まとめる

上記の電源エフェクトは、それを理由にiPhoneから機種変しようかと思わせるくらいゾクッとしました(笑)

携帯電話を買うときの基準は用途や予算が第一だと思いますが、最後に背中を押すのはこういうちょっとしたツボが見つかるかどうかじゃないかと思っています。

次はiPhoneとAndroidそれぞれのイメージについて考えてみようと思っています。のんびりと…

AKIO KAI

からあげと温泉のまち、大分県出身大阪在住8年目。しがなくないデザイナーを目指してWeb、DTP、映像編集、3DCG、VRとかやってます。

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