SHIGANAKUNAI

しがなくないデザイナーを目指す備忘録

初めてのハッカソン、デザイナーズハック003に参加しました

10月27~28日、デザイナーズハック 003に参加してきました。
以前からハッカソンに興味はあったものの少し敷居を感じて躊躇っていましたが、知人に背中を押してもらい念願の初参加となりました。

ハッカソンは元々エンジニアだけで行われるイベントなのですが、最近はデザイナーも加えたハッカソンが増えてきているようです。SONYさんと日経BPさんが関わっており、2012年末のMulti-Screen UX Competitionというコンテスト応募に向けたイベントだったようです…が、あまり内容を確認せずに参加したので今でもあんまりわかってません。

テーマは『テレビ、スマートフォン、タブレット、テレビなどの「複数デバイス」で、「楽しい体験」ができるアプリ制作』でした。

デザイナーズハック 003 OSAKA for Multi-Screen UX Competition

1日目:アプリの題材とチーム決め、ブレスト。

参加者全員で「こんなアプリがいいかなぁ?」と意見を出し合い、それに賛同した人たちで4つのチームを作りました。僕たちは旅行を題材に、デザイナー3人エンジニア1人でチームを組みました。

ブレストの時間を長めに取り、それぞれ旅行に対して感じていたことを出し合いました。案はどんどん膨らみましたが、うまくまとまって方向性を見つけられたと思います。

デザイナーは画面やロゴのデザインを、エンジニアはメインとなる画面のプログラム制作に取りかかりました。デザイナーが3人もいたのでエンジニアは大変だったと思います(笑)

19時で1日目終了となりましたが、もちろん時間が足りるか不安に…それぞれ持ち帰って作業を進めました。

2日目:実装と発表。結果は…

1日目に引き続き画面デザイン・ロゴ・実装を進めましたが、僕は発表資料を作成をしました。
デザイナー兼ディレクターとして働いているので(まだまだですが)そこを活かせるかな?といろいろ考えて、なんとかストーリーを作ってみました。

そして17時から発表時間。
ジャンケンで僕たちは最後の4番目になりました…が、1番目は村岡正和さん、2番目は秋葉ちひろさん、3番目は秋葉秀樹さんと普段からセミナーで登壇されている豪華な面々、そして凄い発想と凄いアプリ。
発表資料を作ったんだし喋らなきゃ…良い経験ですがこの順番でマイクを持つのはおっかなかったです…
「あの子大丈夫かしら…」という顔をしている方がいましたが(笑)チーム全員で喋り無事発表終了しました。

参加者の投票とSONYさん、日経BPさんの検討の後、結果発表
結果はなんと優勝!!驚きで思考が停止したのは初めてかもしれません!!とにかくびっくりです。

優勝の理由?

今回の参加者には高い技術を持っている人がたくさんいらっしゃって、アプリもすごいものばかりでした。
制作中から好感触でしたが…この中で優勝できたのはなんでだろう?と考えていました。

  • 今回のテーマと、自分たちの作りたい物が上手く合ったから
  • ハッカソン未経験者が多く、自然とコミュニケーションが増えたから
  • 何より自分たちが楽しめたから
  • 場慣れしている他のプレゼンター対し、喋りがたどたどしかったから(笑)

コミュニケーションの量は他のチームよりも圧倒的だったと思います。おかげで色んなアイディアが飛び出しました。自分たちが作りたい物、今回のテーマ、他の人にも便利だと感じて貰えること、それらが繋がった結果が今回の優勝なのかなぁと思っています。

自分たちが楽しめてこそ『楽しい経験』を作れるんだと思います。

デザイナーズハックで得た経験

今回一番の収穫は、かねて経験したいと思っていた『違う役割の人たちが直接話し合い、同じゴールを目指して制作する』ことです。以前肩書きと役割について書きましたが、役割で発生する問題の解決策はこのデザイナーズハックにあったんじゃないかと思います。

普段僕たちが仕事するとき、まわりにいるのは近い役割の人です。もちろん他の役割の人との関わりもありますが、同じ社内・フロア・隣りのデスクで作業をする環境は少ないです。そこでのコミュニケーション不足からイライラや不満が出てきてしまうのではないでしょうか。

『したいこと』『できること』『しなければならないこと』を面と向かって話し合うことで、それぞれを意識し、円滑に進められる方法を自然と導き出すようになるんだと思います。

ハッカソンは仕事じゃないので成果を考える必要がありませんでした。しかし仕事となるといろんな制限が出来てしまい、他の役割やクライアントに対しての不満も出てきてしまいます。
割り切るのがビジネスマンですが…そこはしょうがないでしょ。だって人間だもの(笑)
だけど、せめて、デザイナーやエンジニアのクリエイターサイドの人たちは気分良く仕事をしたいものです。仕事のやりとりで悩んでいるクリエイターは、このような場で得られるものがすごく多いと思いますよ。
僕も今回の経験を、仕事に活かす方法を探していきたいです。

今回のアプリは次のコンテストに向けて完成度を高めていくこととなりました。
普段出来ない貴重な経験と、誕生日の2日後だったので優勝という最高のプレゼントをもらいました。
イベント主催のみなさん、参加者のみなさん、チームのみなさん、ありがとうございました。

デザイナーズハック 003 が終わりました

賞品でBluetoothヘッドセットとアマゾンの本を貰いましたよ。

参加者の記事を見つけたのでリンクしときます。
デザイナーズハックにいってきたよ! その1 | nayo*days
デザイナーズハック 003 OSAKAに参加して来ましたなど
アッチソン。(日記536日目)

ITproの記事になってました!
「旅、家族、セキュリティ」—マルチスクリーンを生かしたアプリを作るハッカソン開催

AKIO KAI

からあげと温泉のまち、大分県出身大阪在住8年目。しがなくないデザイナーを目指してWeb、DTP、映像編集、3DCG、VRとかやってます。

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