SHIGANAKUNAI

9月22日、TAMコワーキングスペースへUXのセミナーに行きました。

UX OSAKA VOL.2「UX＆Business Model Generation」

最近だいぶ耳にするようになったUXですが、それでも理論的に語っている本やブログの文章ではいまいちピンときません。理解を深めるためにワークショップのある今回のセミナー参加を決めました。

第一部 UX Osaka Vol.2

僕はちょっと遅刻してしまったのですが、午前はUXの概要、そして『ユーザビリティからUXへ』という内容でした。

ユーザビリティとは
ソフトウェアやWebサイトの「使いやすさ」のこと。様々な機能になるべく簡単な操作でアクセスできることや、使っていてストレスや戸惑いを感じないことなどが、優れたユーザビリティにつながる。また、ユーザが目標の操作を完了するまでに費やした労力などもユーザビリティの指標となる。
e-Wordsより

UXとは
ある製品やサービスを利用したり、消費した時に得られる体験の総体。個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した概念である。
e-Wordsより

『どうやったら使いやすくなるか』から『どうやったら楽しく使えるか』へ、重視するポイントが変化しているということでしょうか。
商品の使いやすさを求める意識が、既にメーカーなどに根付いたということなんでしょうかね。

『ユーザーが高い満足度を得られる商品を作るポイント』を理解するために、商品アイディアを出すミニワークショップが行われました。
（１）理想の扇風機（２）ターゲット、使う場所、どんなシーン（３）具体的な形
を紙に描くのですが、
『物から考えるのでなく、どんなシーンと場所で使うかから考える』
のがポイントだそうです。
僕は『テレビや映画のシーンと連動する扇風機』を考えたんですが、これはユーザーの満足を得られるんでしょうか…一人一人のアイディアの批評を貰えなかったのが残念です…

第二部 ビジネスモデル・ジェネレーション

ビジネスモデル・ジェネレーションとは
ビジネスモデルを簡単に表現し、活用から新規戦略立案までできるのが、ビジネスモデル・ジェネレーション。 ビジネスを9つの要素に分解して考え、顧客、販売チャネル、パートナー、収入の流れ、原価構造など、より深いレベルで理解する。

午後からはビジネスモデル・ジェネレーションのワークショップがメインで、参加者が6つのグループに分かれて、主催であるTAMさんをモデルに現状の理解と新しいビジネスを提案しました。

『現状を知るために』と参加者から色々な質問をされ、まるで公開尋問みたい（笑）と思っていましたが…1時間で考える案とはいえ実際に取り入れることが出来るじゃないか！！と気付きました。うまいことできてんなぁー。

ワークショップでは発表内容が被りがちなんですが、今回は面白いことに全チーム提案がバラバラでした。今後のTAMさんの活動に注目ですね！（笑）

まとめる

今回のUX OSAKAはよく行くデザイン系・プログラム系と毛色が違うからでしょうか。セミナーでよくお会いする顔を一人も見かけませんでした。一体どんな業種の人達が集まってたんだろう…

少し前に『UI・UX論争』をよく目にしました。
「UIとUXは別物だろ！なんで一緒にする！」とか「UXデザイナーってなんだよ！」などなど色んな意見が多く、それをちょっと見ただけで「なんだよUXって…また新しい用語出来たんか？」と抵抗が出来てしまっていました。
しかし今回のセミナーで『UX＝マーケティング』なんだなと感じました。
そう考えるとUIとは勿論別物ですし、UXはプランナーの考える部分なのかなとも思います。

ただ一つ、今回のセミナーの後で『Web（特にECサイトや個人のブログなど）のUXって何が出来るんだろう』という疑問が残りました。
実際手で触れる電化製品やサービスならば考えやすいと思います。しかしマウスを経由して操作するWebでは？パソコンの使いやすさはWebじゃないし、目的のページの探しやすさってのはユーザビリティだよね？じゃあJavaScriptの動きの滑らかさ？フルFlashのサイトが一番考えやすいのかも？？うーん…=◎ω◎=？？
その辺の整理はまだ出来ていないので、この話はもうちょっと練ってみようと思います。