【書籍】Webブランディングの入門教科書

先日、「Webな人」大阪お話し会でお会いした名村晋治さんの本、『Webブランディングの入門教科書』を読みました。
この本は今から5年前の2007年、僕が制作会社に勤める前に発行された本です。

Webの世界は進化のスピードがとても速いです。
特に技術系は数年経つとあっという間に古くなってしまうため、常にアンテナを張っておく必要があります。
一方、ディレクションやマーケティングはあまり変化が無く、新しいテクニックはFacebookのように新しいメディアが登場したときくらいだそうです。

僕はデザイナーとして働いて5年目になりますが、仕事の中で「？」と思うことが今まで何度もありました。主にデザインや作業の流れについてなんですが、その頃は解決策を求められても答えられなかったと思います…
そのモヤモヤは割と最近まで続いていたんですが、
「こう考えればよかったんだ！」
「それそれ！あるある！」
と思うことがこの本にはたくさん書かれいました。おかげで今では脳内がすっきり晴れた気がしています。

本は終盤に進むにつれ、企業のウェブ担当に向けた内容になっていったように感じました。僕も企業のWeb担当の方と関わる機会はあるので「こういう考え方があるって知ってほしい！」と思いました。
しかし本を渡して読んでもらうのは難しいですよね…何か良い方法があれば是非知りたいところです。

名村さんが「書けることは全部書いた！」「本質的には現在も大きく変わっていない」とおっしゃっていた通り、今読んでもためになることがたくさん詰まっていました。先日読んだWebマーケティング思考トレーニングと並んで、ディレクション勉強中の人にオススメしたい1冊です。
すでに絶版となっているので、僕はAmazonのマーケットプレイスで購入しました。こんな額でよかったのかなぁーと思っちゃいますよ（笑）