最近仕事が忙しくて、なかなかブログを書く時間を割けていません…
2月19日、ワイヤーフレーム勉強会に参加しました。
今回はセミナーではなく、知り合いで集まる少人数の勉強会です。
僕は先日のマーケティングセミナーで知り合った方(今回の主催者)に声をかけてもらいました。後から知ったのですが、珍しいお題のためFacebookやTwitterなどで注目されていたそうです。
参加者は11名で、ディレクター8名、デザイナー3名。
僕はディレクション経験が無いので、今回はあまり発言できませんでした…
photo credit: EMMEALCUBO via photopin cc
ワイヤーフレームはだれのため?
僕が仕事で見るワイヤーは、ページに何が入るか、漠然と線を引かれた簡単な物です。
これ以外のワイヤーを見たことが無かったので普通だと思っていましたし、無くても特に問題無いものでした。実際無い場合もありましたし。
しかし他の方の意見は僕の経験と違い、ワイヤーは
制作に関わる人達の意識を共有するための仕様書
とのことでした。
ディレクターはクライアントと打ち合わせをしたする際にクライアントが何を求めているか、クライアントの事業の状態、自分達は何をすべきかをまとめ、クライアントと意識を共有しなければなりません。
そしてその内容を整理して、デザイナーへ戦略を伝えます。
またシステムが絡む場合、どんなシステムが必要なのかプログラマーに伝えます。
このようにワイヤーは
クライアント、デザイナー、プログラマーの意識をスムーズに共有するに必要不可欠
とのことでした。
ワイヤーフレームは何種類必要?
しかしクライアントとの意識共有のためのワイヤーをプログラマーに渡していいものなのでしょうか?
プログラマーは制作の意図を理解できますが、どんなプログラムを作ればいいかはわからないのでこれではダメですね。
というわけでワイヤーは
クライアント、デザイナー、プログラマーなど制作に関わる人の分だけ必要
ということになります。
以前「ディレクターはワイヤーを書くのが仕事の大半」と聞いたことがありましたが、まさにその通りですね。大変そうです。
デザイナーが優秀なら?
もしデザイナーが優秀で、少ない仕様書から自分で考え最適なデザインを導き出せる人だったらどうなるでしょう?デザイン面はデザイナーが考える領域なので、ディレクターは最小限を伝えるだけで済みます。
楽になる、というのは少し違いますが、ディレクターの負担も減るので理想な形だと思います。
逆に、外注などでやり取りが少ないデザイナーに対しては、細かい装飾、余白の具合までワイヤーに盛り込むこともあるそうです。もし全てのワイヤーがそんな感じだったら、ディレクターは倒れてしまいそうですね。
まとめ
- ワイヤーフレームは制作に関わる人達の意識を共有するためのもの。
- 関わる人によってワイヤーフレームのパターンを用意する。
- デザイナーは少ない情報から考える力を身につけ、ディレクターの負担を減らす。
Web制作会社に努めてもうすぐ丸4年、僕はまだ本当の(?)ワイヤーを知らないようです。
勉強会は主催者の方の会社で行われ、実際の案件で使われたワイヤーを見せて頂くことができました。他の会社のワイヤーを見られる機会はなかなかないので、とてもよい経験ができたと思います。
少人数の勉強会は意見交換をしながら進行するので、聞くのがメインのセミナーと違ったおもしろさがありました。
主催者の方がブログを公開されていたのでリンクを貼らせて頂きます。
Webディレクションを考える|WebディレクターBlog
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